最新のマウスピース矯正とワイヤー矯正の違いを歯医者が解説!
2023/09/26
歯列矯正にはマウスピース矯正とワイヤー矯正の2つの方法がありますが、最近ではより進化したマウスピース矯正が注目を集めています。矯正の目的はどちらも歯の位置を正しく整えることですが、それぞれの方法にはどのような違いがあるのでしょうか。今回は歯医者が最新のマウスピース矯正とワイヤー矯正の違いについて解説します。
目次
マウスピース矯正とワイヤー矯正の違いとは?
歯並びの矯正方法には、マウスピース矯正とワイヤー矯正の2つがあります。 マウスピース矯正は、歯型を取った上で、矯正専用のマウスピースを装着することで歯を移動させる方法です。歯型を取るための印象材料を噛んで、その歯型から専用のマウスピースを作ります。矯正中は、一定期間毎に新しいマウスピースに変えていき、徐々に歯を動かしていきます。マウスピースは透明で存在感が少ないため、見た目にも優れています。 一方、ワイヤー矯正は、金属製のブラケットを歯に取り付け、それを専用のワイヤーで繋いで歯を移動させる方法です。ブラケットは歯に直接装着するため、装着部分に金属が見えてしまうことがあります。しかし、歯の移動範囲が広く、矯正力に優れているため、歯並びが複雑な場合には適しています。 どちらの方法を選ぶかは、歯並びによって異なります。歯の症状や状態、そして治療費や期間も異なってきます。歯医者と相談しながら、自分に合った矯正方法を選びましょう。新しい歯並びで自信を持って笑顔を見せることができます。
マウスピース矯正のメリットとは?
マウスピース矯正は、矯正治療の一種で、歯並びを調整するための方法の一つです。従来の矯正治療である金属矯正に比べると、装置が目立たないため、見た目の問題を気にする方には特におすすめです。 また、マウスピース矯正には、取り外し可能なメリットがあります。つまり、食事や歯磨きの際に外すことができるため、食べ物の噛み心地や口内の清潔を維持しやすくなります。痛みも少なく、違和感も少ないため、治療のストレスが少なく、生活に支障をきたさないのが特長です。 さらに、マウスピース矯正は、時間的な矯正期間も短いというメリットがあります。大まかに見積もって、従来の金属矯正に比べ、半分程度の期間で治療を完了することができると言われています。また、治療の進捗状況を視覚的に把握しやすくなっており、患者さん自身も自分の歯並びの変化を実感しやすいという点も大きな魅力です。 上記のように、マウスピース矯正には見た目、取り外しやすさ、矯正期間など、多くのメリットがあります。歯並びの整っていない方や矯正治療を希望される方は、マウスピース矯正について詳しく調べてみると良いでしょう。
ワイヤー矯正のメリットとは?
ワイヤー矯正とは、歯並びの不良や歯並びの改善を目的として、金属製の矯正器具を歯に取り付ける治療法です。この治療法のメリットは、まず効果が高いことです。歯の位置を正確に調整することができ、症状が改善されることが多いです。また、治療期間が短く終わることができます。他の矯正治療法に比べて、かなり早期に結果が現れるので、治療期間も短いです。次に、見えないところで治療できます。口の中につけるため、外からつけられる一般的な矯正器具の場合、見た目が気になる方もいるかもしれません。しかし、ワイヤー矯正器具は、歯の内側に取り付けるため、気にならない側面があるので、見た目を気にする必要がありません。最後に、快適な治療ができることです。金属のワイヤーは、非常にやわらかい素材で作られているため、歯肉に擦れることは少ないです。このため、矯正中に痛みを感じることがなく、比較的快適に治療を受けることができます。以上のように、ワイヤー矯正のメリットは、治療効果が高く、短期間で終わることができ、見た目を気にしなくてもよく、比較的快適に治療できるという点にあります。
マウスピース矯正のデメリットとは?
マウスピース矯正は、歯を綺麗に整えるために最近よく用いられる治療法の1つです。しかしながら、いくつかのデメリットも存在します。 まず、マウスピース矯正は自己流で行うことができないため、歯医者に何度も通院する必要があります。そのため、治療期間中に通院に制限がある方は、通院が難しい場合があります。また、治療中は飲食に気を遣い、普段の生活に制限が生じる場合があります。これらが困難をもたらすことがあります。 また、マウスピース矯正は装着中に痛みや違和感を感じることがあるため、装着が苦手な方には不向きかもしれません。特に、最初の数日間は慣れが必要であり、不快感を感じる方も多いと言われています。 さらに、マウスピース矯正は、歯にかかる力が徐々に強くなるため、歯茎・口内炎などの問題が発生することがあると言われています。特に、歯が密集している場合に使用する場合は、歯と歯茎の間に食べ物が詰まったり、歯を痛めることがあるため、注意が必要です。 以上のように、マウスピース矯正にはデメリットも存在します。しかし、正しい使用方法で行われていれば、歯を綺麗に整えることができます。歯医者としっかりと相談し、治療期間中は指示された通りに行うことが大切です。
ワイヤー矯正のデメリットとは?
ワイヤー矯正は、歯列矯正の中でも最も一般的な方法の1つです。しかし、その効果にはデメリットも存在します。 まず一つ目のデメリットは、痛みや違和感があるということです。ワイヤー矯正は、歯を移動させるために力を加えるため、矯正器具に違和感や痛みを感じることがあります。特に最初の数日間は感覚が変わるため、歯茎や口腔内の傷につながる可能性が高いです。 二つ目のデメリットは、矯正器具の見た目です。ワイヤー矯正には金属のブラケットが装着されるため、見た目が他の方法に比べて目立つことがあります。また、矯正器具が口の周りにあることによって、食事や口内ケアにも影響が出ることがあります。 三つ目のデメリットは、食事の制限です。ワイヤー矯正をしている間は食事に制限がつきます。ワイヤー矯正をしている方は、食事中に噛む力や噛み合わせの力を制限されるため、硬い物、粘り気のある物、またべとつきやすい物は避けなければなりません。 以上、ワイヤー矯正のデメリットについて述べました。一方で、ワイヤー矯正は安価で、効果があることが多いので、歯を綺麗に整えたい方にとっては、選択肢の1つとなるでしょう。