医療法人むらつ歯科クリニック

インプラントの生体親和性に優れた生体材料の特徴とは?

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インプラントの生体親和性に優れた生体材料の特徴とは?

インプラントの生体親和性に優れた生体材料の特徴とは?

2023/10/07

歯科の分野において、歯の欠損を補うためにインプラントという治療法が広く行われています。インプラントは、人工的に作られた歯根を顎の骨に挿入し、そこに人工歯を取り付ける方法であり、従来の入れ歯やブリッジと比べて優れた機能性や美しさを実現することができます。しかし、インプラント治療において最も重要なのは、生体親和性に優れた生体材料の選択であり、その特徴について解説します。

目次

    生体親和性とは何か?

    歯科治療において、生体親和性という用語が重要視されることがあります。生体親和性とは、治療材料や医療器具が人体との相性が良い性質を持つことを指します。例えば、歯科用インプラントの場合、人工骨に埋め込まれるため、人体との相性が悪いと、埋め込まれた部分に炎症が起こるなど副作用が発生する可能性があります。 しかしながら、生体親和性が高い素材を使用することで、副作用のリスクを軽減できます。例えば、チタンなどの金属素材は、人体との相性がよく、骨との結合も強いため、インプラントの治療に広く使用されています。 また、歯科医療では、生体親和性が高い素材を使用することで、治療材料自体が歯や歯茎に傷をつけることがありません。例えば、セラミック継手は、金属継手と比べ、歯の色に合わせることができ、人工物に見えないという利点があります。更に、セラミックは人体との相性がよく、アレルギー反応も起こしにくいため、生体親和性が高い素材として一般的に使用されています。 歯科治療において、患者の体に最も近い部位に触れることが多く、治療材料や医療器具の素材選定は非常に重要です。生体親和性の高い素材を使用することで、患者の健康を守り、治療の成功率を上げることができます。

    インプラントに必要な生体材料の特徴とは?

    インプラント治療は、失われた歯を補完するために、口腔内に人工の歯根を埋め込む治療法です。インプラントには、固定するために必要な生体材料が使われます。生体材料とは、人体に対して害を与えず、術後の治癒を促進する材料のことです。 インプラントで使われる生体材料には、主にチタンが使用されています。チタンは、軽くかつ強靭な材料であり、融合率が高いことが特徴です。そのため、人工歯根と自然の骨とが融合し、強固な支持力を発揮することができます。 また、人工歯根の表面には微細な溝が刻まれており、骨細胞が付着しやすくなっています。これにより、骨の再生を促進し、人工歯根をしっかりと固着させることができます。 インプラント治療に必要な生体材料は、人体に対して安全で耐久性が高く、骨との良好な結合性が求められます。チタンは、その特徴からインプラント治療に適した素材として使用されています。陶材やポリマーなどもあるものの、チタンが最も主流となっています。

    金属系の生体材料の特徴とは?

    金属系の生体材料は、歯医者にとって欠かせない材料の一つです。これらの材料には、非常に重要な特徴があります。 まず、金属系の生体材料は非常に強度が高く、長期間使用しても変形・断裂することがありません。そのため、長期にわたって安定した機能を発揮することができます。 また、金属系の生体材料には、耐食性や生体親和性があります。これらの特徴により、歯に対して安全かつ効果的に使用することができます。 さらに、金属系の生体材料は、加工が容易であることも特徴の一つです。そのため、歯科用途に適した形状・サイズに簡単に成形することができます。 以上のように、金属系の生体材料は強度・耐食性・生体親和性・加工性に優れており、歯科用途において重要な役割を担っています。歯の治療や修復に際しては、これらの特徴を最大限に活用し、患者さんにとって最良の選択肢を提供することが求められます。

    セラミック系の生体材料の特徴とは?

    セラミック系の生体材料には、特徴的な性質があります。まず、セラミックは金属に比べて酸化や腐食に強く、耐久性が高いという点が挙げられます。また、耐熱性や抗菌性も高く、対して重いという点があります。 歯医者で使用されるセラミック系の生体材料には、主にジルコニアとフェルールがあります。ジルコニアは、その耐久性や対菌性から、歯の修復によく用いられます。また、フェルールは、歯の根の部分に装着し、歯を支えるための強度を高める目的で使用されます。 以上のように、セラミック系の生体材料は金属に比べて優れた性質を持つため、歯科分野での使用が増えつつあります。しかし、重さや価格が高いといった欠点もあるため、症例によっては適切な選択が必要です。歯科医療の進歩に伴い、より安全で効果的な材料が開発されることを期待したいところです。

    ポリマー系の生体材料の特徴とは?

    ポリマー系の生体材料は、歯科治療において一般的に用いられている素材です。この素材の特徴として、軽量でありながら非常に強く、また、見た目や感触が自然な歯に近いため、多くの患者さんに好まれています。 ポリマー系の生体材料は、熱可塑性樹脂やアクリル樹脂など、様々な種類があります。また、耐久性や加工性なども大変優れているため、歯科技工士や歯科医師が最も効果的な治療法を提供するための選択肢として幅広く使用されています。 ただし、ポリマー系の生体材料にはいくつかの課題もあります。例えば、加熱により変形しやすいことや、耐久性に限界があることがあります。このため、耐久性や長持ちさせるためには、周期的なメンテナンスや修復が必要となります。 今後も、ポリマー系の生体材料は、歯科治療において重要な役割を担う素材として、ますます注目されることになるでしょう。それに伴い、耐用年数の長いより高品質なポリマー系の生体材料の研究開発が進められることで、歯科治療の質や効率が向上することが期待されます。

    記事監修 村津大地

    記事監修 村津大地

    専門:かみ合わせ、インプラント、口腔外科

    メッセージ
    むらつ歯科クリニックでは、歯は単に噛むための道具ではなく、体の重要な臓器である。その考えのもと歯と全身とのつながりを考えた歯科治療を行っています。他にもより安全な歯科材料の使用や予防。栄養学に至るまで指導を行い、体の底から健康になっていただけるようにと考えています。
    経歴
    福岡歯科大学卒業
    九州大学病院 顎口腔外科入局
    九州大学大学院 顎顔面病態学講座
    福岡歯科大学医科歯科総合病院勤務
    同大学助教
    医)むらつ歯科クリニック勤務

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    記事監修 三嶋一平

    記事監修 三嶋一平

    専門:矯正歯科、マウスピース矯正(インビザライン)ワイヤー矯正(マルチブラケット)、かみ合わせ

    メッセージ
    矯正治療中の患者さんの気持ちに寄り添うことを大切に考えています。 患者さんがより快適に楽しみながら治療を続けられるように、また自分の身体と向き合いながら、自分の身体を好きになれるようにサポートします。 歯並びとお口の機能が整うと、身体は驚くほど元気になりますよ。むらつ歯科クリニックで歯列矯正を行って自分の能力を100%発揮できる身体になって、人生をもっと楽しみませんか?
    経歴
    福岡歯科大学付属病院 臨床研修医
    福岡歯科大学矯正歯科入局
    医)むらつ歯科クリニック勤務

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    記事監修 三嶋茉莉

    記事監修 三嶋茉莉

    専門:審美歯科(セラミック治療)、マイクロスコープ精密治療、小児歯科

    メッセージ
    患者さまがより健康に、より元気になっていただけるよう、また安心して治療を受けていただけるようできる限りわかりやすく丁寧な説明・治療を心がけております。治療を楽しみながら続けていけるよう、スタッフとともにサポートさせていただきます。むらつ歯科クリニックでは、審美歯科(セラミック治療)マイクロスコープ精密治療から虫歯のコントロールまでなんでも担当しております。プライベートでは二人の男の子のママとして、毎日子育て奮闘中ですが、自分の子育て経験や、小児歯科の知識から、お子様のお口の発育の管理にもお手伝いできたらいいなと考えております。
    経歴
    福岡歯科大学卒業
    同大学小児歯科入局
    福岡市内歯科医院勤務
    医)むらつ歯科クリニック勤務

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